一生懸命仕事をしているのに、質問したら怒られた…。そんな経験はありませんか?
もしかしたらそれは質問の仕方が悪いのかもしれません。
職場で質問したのに怒られる?できない人に見られる話し方に要注意
質問をして怒られる人の特徴
ニコニコ笑顔の絶えない職場で働きたい、それはきっと万人共通の願いです。
しかし、そうもいかないのがお仕事。
なぜなら、会社は繁忙期があり、利益を産むことを目指す共同体だからです。
せっかくなら同じ職場の人が気持ちよく働けるように、質問の仕方にも注意したいもの。
今回はPR会社に就職したA子さんと仮定して、
怒られる質問と怒られない質問の仕方を考えてみましょう。
【怒られてしまう質問の仕方】
A子さん「先輩今年のイベントは自分が担当になりました。
先輩みたいに成功させたいので、どうすればいいか教えてください!」
先輩)「少しは自分で考えて?」

A子さん、先輩にムッとされてしまいました。
この質問では、自分で「こうだろうか」と予測して考えずに聞いているので
答える先輩や上司も何をどこまで伝えればいいか分かりません。
相手に自分の現在地を知らせないまま「メキシコってどうやって行けばいいの?」と
聞いているようなものです。
「先輩みたいに成功させたい。どうしたらいいか教えて下さい」だと
A子さんがどこまでイベントの趣旨や目的、目標来場者数などを理解しているかどうか
先輩には分かりません。
現在地がわからないと目的地との距離がわからず困ってしまいますね。
先輩はどこからどこまで説明できないかわからないと焦って苛立つのです。
お仕事は時間との勝負
短い時間の中でどれだけ成果が出せるのかが求められる側面もあるので
誰かに教えを乞う時は、会話の中身が濃くなるような努力をしましょう。
続いては怒られずに答えてもらえる質問の仕方です。
A子さん「先輩、今年のイベントは自分が担当します。
去年のアンケート結果をみて前半の進行の順番を変えた方がいいかと思っています。
ご意見いただいてもよろしいでしょうか?」
「いいよ、あっちでしっかり話そうか。」
この聞き方は、怒られる質問と何が違うのか。
A子さんの“仮説”が入っている点ですね。
仮説とはある事象に対して「こうではないだろうか?」と
疑問を持つ視点のことです。
この場合ですと
A子さんは「去年のアンケート結果を見た、ゆえに改善点がある」という案があります。
イベントに関する基本事項は抑えられている、そこから一歩踏み込んで
自分なりの仮説を加えていますね。
例えば、YOUTUBE発信をされている方でしたら、
「なぜこの投稿は再生回数が多いのだろうか?サムネのタイトル?話し方?内容?視聴者層に好まれる言葉が入っている?」
などさまざまな予測を立てますよね。
これが仮説です。
正解はわからないとしても、「自分はこの立場からこう考えています」という言葉があると、
お相手はあなたの思考や立場の現在地が分かるのです。

仮説を立て、選択肢を作る
もう一つ大切なのが「相手に選択肢を作る」という配慮です。
上司や先輩に聞く時は「自分はこう考えてAかBにしようと思うけどどっちがいいと思いますか?」という風に、
選択肢を作る、聞くポイントを明確にしてくださいね。
会の目的、趣旨、目標、ゲスト等その時点で確認できることは
自分で確認して、自分にできることは何か、どんな工夫が必要か予測を立ててから
質問をして下さいね。
そうすれば、あなたは「仕事がデキる人」にみられ、
職場の人と良好な人間関係を作ることができるでしょう。
こちらの動画でも詳しく解説していますので
ぜひご覧いただければと思います。
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最後までお読み頂きまして、
誠にありがとうございました。