人前で話し終わった直後、こんな反省会が頭の中で始まることはありませんか。
「早口だった……」
「噛んだ……」
「途中で何を言っているかわからなくなった……」
「最後の沈黙、完全にやらかした……」
これは「スポットライト効果」と呼ばれる心理です。
自分には強烈なスポットライトが当たっていて、すべて見られている気がする。
でも実際の聞き手は、もう少し引いたワイド画面でこちらを見ています。
話し手と聞き手の意識のズレ
たとえば、話し手の「私」が気にしていること…
・噛んだ回数
・早口だったこと
・話が少し飛んだ瞬間
一方で、聞き手が受け取っていることは意外とこんなものです。
「ちょっと緊張してたんだな」
「一生懸命話してくれている」
「言いたいことは伝わった」
そもそも、他の方の講演会を聞いた時何回噛んだか覚えていますか。
途中で言い直した一文を正確に思い出せますか。
多くの人は、覚えていません。
話し手は減点方式で自分を見ますが、聞き手はそんな採点表を持っていないのです。
失敗だと思っている細かい部分ほど、案外見られていません。
だからもし話し終わって「うまくいかなかった」と感じたとしても、それは「もうダメ」という意味ではありません。
ただ、「次はもう少し良くできる」という材料が増えただけです。
スポットライトは、思っているほど自分だけを照らしていません。
完璧に話そうとしなくて大丈夫です。 噛んでも、早口でも、少し話が飛んでも、伝えようとした気持ちは案外きちんと届いています。
反省したら、切り替えてまた話してみましょう。
人前で話す力は、失敗を避けた人ではなく、話し続けた人に少しずつ身についていくのです。
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